伊東大介医師
慶應大学病院メモリークリニック特任教授
慶応大学病院メモリーセンタ センター長
日本認知症学会専門医

日本神経学会専門医


新薬レカネマブにつき、YouTube上で伊東医師の解説をお聴き頂けます。

文春オンラインで、『認知症医療革命』(扶桑社新書)の一部抜粋が紹介されています。

認知症の予防・治療に関する、伊東先生の論考が、文藝春秋オピニオン 2024年の論点100に掲載されました

簡便な認知症サインと質問セットによるアルツハイマー病のスクリーニング法

「慶應義塾大学病院メモリーセンター長の伊東大介特任教授らの研究チームは、簡単な質問セットで、脳内のアルツハイマー病病理を予測できることを発表しました。施設でも施行可能な診察法で、アルツハイマー病疾患治療薬の適応のある認知症や軽度認知障害を効率的にスクリーニングできる可能性を示しました。」(慶応義塾大学医学部プレスリリースから)

「疾患修飾薬レカネマブの正式承認もあり、アルツハイマー病に対する早期発見、早期治療
介入の重要性が認識されています。
本研究により、極めて簡便な診察法、HTSとNeucop-Qは、医療機関のみならず、介護施
設、家庭でも可能でありアルツハイマー病の強力な第一選択スクリーニングとして役立つ可
能性があることが示されました。」

物忘れと認知症は、どう違うのでしょうか?(PRESIDENT Onlineに掲載)

「加齢による物忘れ」と認知症をどうやって見分けるか…認知症専門医が診察室で問いかける”3つの質問”
「現在、困っていることはありますか?」
「現在、楽しみはありますか?」
「最近(3カ月以内)気になるニュース(政治、経済、国際情勢、芸能、スポーツなど)を挙げてください」

アミロイドPETイメージング剤の適正使用ガイドライン

認知症診療に関連する7学会の合同の承認を得て、認知症診断のためのアミロイドPET検査の適正使用ガイドラインが改訂されました。

先日、アミロイド抗体薬がアルツハイマー病の疾患修飾薬として初めて承認されましたが、その使用には脳内アミロイド沈着の確認が必要です。その検査の1つとしてアミロイドPETが用いられます。アミロイドPET検査にあたっては適切な検査の実施や運用が求められますので、本ガイドラインを参照していただきますようお願いいたします。
     *注:レケンビ点滴静注(一般名レカネマブ)

日本神経学会


日本経済新聞記事・慶応義塾大学医学部プレスリリース

2023年11月9日、伊東大介医師をはじめとするグループの研究結果が大学より発表され、新聞記事に紹介されました。血液検査による血中アミロイドβ比検査が、アミロイドPET検査による脳内アミロイドβ沈着を高精度に予測できることを示しました。これにより、簡易な血液検査による認知症のスクリーニングの可能性が開かれました。

慶應義塾大学プレスリリース
日本経済新聞記事


認知症診療、アミロイドPETとタウPET併用により大きく改善する可能性-慶大

伊東大介医師をはじめとする、慶応大学の研究グループの成果をご紹介します。

慶應義塾大学は10月13日、認知症診療において、アミロイドPET検査とタウPET検査の併用により診断、治療、その後の管理が大きく改善されることを明らかにしたと発表した。この研究は、同大生理学教室の伊東大介特任教授、内科学教室(神経)の下濱祥助教を中心とした、同大病院メモリーセンターのメンバーからなる研究グループによるもの。研究成果は、「Neurology」に掲載されている。

sysmex:Medical meets Technology

”アミロイドPET検査とタウPET検査を組み合わせることで認知症患者の診断・治療が大きく変更し、特にタウPET検査は認知症診療の改善に貢献する可能性が示唆された。このPET検査は、経時的に検査値の推移を観察することにより認知症の新規治療薬開発にも応用できる可能性がある。”


認知症予防ー40代・50代から改善したい生活習慣 

認知症予防には、中年期からの生活習慣改善・成人病治療が最も効果的ー伊東医師が、認知症の予防について解説した、婦人公論.jpの記事をご紹介します。

認知症はどんな人にも起こりうる病気です。だからこそ、「もし認知症になったらどうしよう」と不安に思う方も多いでしょう。実は近年の研究で、正しく予防すれば発症のリスクをある程度は軽減できることがわかってきました。なかでも注目されているのが、予防を始めるタイミング。認知症というと、「高齢者の病気だから自分にはまだ関係ない」と他人事のように考えてしまいがちですが、“中年期”に予防することが最も効果的だといわれています。


認知症・物忘れQ&A カラダネ 

㈱わかさ出版のウエブサイトkaradane.jp の中の、認知症・物忘れQ&A で、認知症に関する様々な疑問に、伊東大介医師が解説をしています。
以下のようなご質問にお答えしています。

  1. 最近物忘れが増えたが、これは認知症の初期? それとも単なる物忘れ?
  2. 認知症の原因には、うつがあると言うのは本当ですか?
  3. 認知症の予防には「高血圧や糖尿病の改善が重要」と聞きました。
  4. 認知症は遺伝するの? もし、遺伝するなら対策を知りたい。
  5. 自分の物忘れは「認知症の初期」でないかと不安。病院選びと受診方法を。
  6. 認知症の原因には睡眠不足が関係していると聞いたが?
  7. 家族が認知症と診断されたが、近所の人にも知らせる方がよいのだろうか?